しょーがないなと思いつつカバンの中から折りたたみ傘を取りだそうとすると、ない。
しまった、会社に置きっぱにしてきちゃった…。
しょーがないのでウチにあるビニール傘を使おうと思ったら、これまたない。
あれ?捨てちゃったんだっけ?
と記憶を辿ってもないものはない。
ウチから一番近いコンビニまでは徒歩5分。しかも駅とは逆方向。今から買いに行ったら遅刻してしまう。
どうする?考えろ。思考せよ。思考するんだ。あれ、思考せよってなんだっけ?なんか懐かしいな。あーそっかレンズマンだ。そうそう。つってもオイラは原作の小説読んだことないから昔やってたアニメ版の方ね。SF新世紀レンズマンだったっけ。主人公のキムボール・キニスンの声って古川登志夫だったよね。そーいや昔、少年マガジンでもレンズマンの連載してたな。確かかぼちゃワイン描いてた人がレンズマン描いててちょっと違和感あったっけな。ノシャブケミング。(ここまで思考時間約2秒)
なんてことを考えつつ、ま、小雨なんでそのまま傘を差さずに駅に向かいました。
駅の手前にもコンビニあるけど、めんどくさいんでそのまま駅に直行。
やれやれと思いホームに向かうと…電車が遅れてる。
ホームにもえらい人がたくさんいるな。しょーがないか。
というわけで、普段それほど混まない電車がぎゅうぎゅう詰めの満員電車に。
雨が降っているもんで濡れた傘とかもあってやな感じです。
隣の中東の方とおぼしきおじさまの素敵なあごひげを真横に前のおっちゃんの頭から香るほのかなシャンプーの匂いをかぎつつ、そんな中スキマを目指して突進してくるおばちゃんに押されながらの素敵な30分。
普段降りる人が多い乗り換え駅でも、降りた人の倍の数の人が乗ってくるために全然楽にならず、結局降りる駅になるまですし詰め状態は解消されませんでしたとさ。
でもっていつもの駅につき降り、改札を出ます。
てゆーか…改札出た後もすごい人の波でございます。
いつもならさくさく進むのにじりじりと牛歩戦術のごとくにしか動きません。
後ろにいた新入社員とおぼしき真新しいリクルートスーツに身を包んだ女子2名の「東京の地下鉄ってスゴイね。」なんて会話を耳にしつつ、あーオイラも昔そんなこと思ったっけなぁ。確か最初の会社では「通勤電車が嫌だから辞めます」って言って1週間で会社辞めた同期もいたっけ。末期とはいえバブルだったから強気だったよね。なんてことが脳内プレイバック。
なんだかんだでようやく地下鉄出口の階段を上りきると…人の波が動かなかった理由が判明。
オイラの利用する駅はいくつかの大学の最寄り駅でもあるんだけど、今日は入学式でもあるのかやたらたくさんの人が出口付近でたむろっている上に勧誘らしき人たちが出口で待ちかまえてビラ配りやら署名とかやってんのね。どうりで…。
というわけで、小降りの雨の中、ようやく会社へと到着したのであった…。
この時点で疲労度62%。朝から疲れたぉ…。